不妊治療を始める前に、まず第一に気になるのは、不妊治療は
どれくらいの期間行う必要があるのか?と言った点と、第二には、
一体どれくらい費用がかかるのだろうか?といった経済的な問題では
ないでしょうか?

インターネットで「不妊治療の費用」と検索窓に打ち込んで調べると
不妊治療には1千万円くらいかかる。と費用の平均が書かれている
こともあるので、びっくりされる患者さんもいらっしゃることと思います。

不妊治療は、治療の初期段階である一般的な不妊治療であれば
保険診療の範囲内で済むことになります。その場合は実質3割負担で
済みます。(1回の治療費は数千円程度)

タイミング療法とHMG-HCG(FSC-HCG)療法は保険が適用になります。
しかし、問題は高度生殖医療と呼ばれる不妊治療です。

高度生殖医療と呼ばれる治療は、体外受精や顕微授精です。
これらは保険適用外です。費用は全て自費になります。

高度生殖医療は、医療機関ごとに値段が違いますが
ここに平均値を上げますと、人工授精で1~3万円程度。
体外受精の場合は20万円~60万円ぐらいと言われています。

一般的に言われている「不妊治療」は、この高度生殖医療を
指して言っている場合が多いので、世間的に言われる
「不妊治療は高い」というイメージは、ここからくるのだろうと思われます。

高度生殖医療に頼らずに妊娠できた場合は、費用はそれほど
かかりませんが、体外受精や顕微授精と言った治療を望む場合は
回数を重ねるごとに、費用がかさんでいくことになります。

また、人工授精により無事妊娠できる確率は20~30%程度と
言われています。その為、1回の人工授精で無事に妊娠できる
確率は、あまり高くないと言えます。

そのため、2回、3回と人工授精を繰り返す不妊治療の患者さんは
多く、費用が工面できないために、不妊治療を諦めてしまう
ご夫婦も多いのです。

高度生殖医療に踏み切ったご家庭にとっては、不妊治療代の工面を
することは、大変な苦労が必要です。

そのため、今日本全国の各自治体では、不妊治療に対する助成金を
交付する市町村が増えています。

この助成金は、全国全ての地方自治体が行っているわけではなく、
また、この助成金だけで高度生殖医療にかかわる全ての費用を
賄えるわけでは無いのですが、不妊治療を行う費用の一部として
利用する価値は充分だと思います。

不妊治療に対する助成金の交付金額は、実施している地方自治体により
様々で、一概に言えないのですが、1回につき10万円~15万円を
1年間に1回、または2回交付する自治体が多いようです。

助成金を支給する期間についても、自治体により様々です。

高度生殖医療での妊娠を望まれる方は、一度お住まいの地域の
お役所で、不妊治療の助成金について、お聞きになってはいかがでしょうか。

妊娠には、健康な身体が必要不可欠ですね。正常な妊娠を望むのならば
少しでも健康な状態を獲得するためにも、不妊治療への第一段階として、
口内環境の改善に目を向けてみてはいかがでしょうか?

口内環境の改善が不妊治療につながる、というお話しをすると、眉をしかめる
方もいらっしゃるかもしれません。しかし、歯科医師の中には、歯の治療後に
患者の不妊症が治ったという症例を上げる歯科医師もいるのです。

これは、歯科医師や不妊治療専門医によっても意見が分れることであり、
まだ仮説の段階でもあるのですが、口腔内環境が不潔で、なおかつ噛み合わせ
が良くない状態が、身体にとってなんの影響もないとは言いきれないとする意見
があるのです。

口腔内環境が悪化してしまう原因は、大きく分けて2つあります。
1つ目の問題は、細菌感染の問題です。

口内に存在する細菌の悪影響が、体内にも影響してしまい、不妊へとつながる
可能性を否定できないと言う点です。
 
また、口内に常駐する細菌が生み出す毒素が全身の健康に関連していることは
すでに証明されています。

そして2つ目の問題は、歯のかみ合わせの問題です。
歯のかみ合わせが悪いと身体にも悪影響を及ぼします。歯のかみ合わせが悪いと
身体が歪む原因になります。

歯のかみ合わせが良くなったら、身体の不調が治まったという経験を持つ人は
実は多いのです。

歯のかみ合わせが悪いことで、身体の各器官に影響を及ぼし、それが間接的に
不妊の原因になっているということを、否定する材料も、またないのです。

実際に歯のかみ合わせを改善した途端に妊娠したと言う不妊症の女性もいるため、
噛みあわせの不調が不妊につながっていることを否定しきることもできないのです。

これとは逆に噛み合わせが悪くても妊娠する女性もいるため、口内環境や
歯のかみ合わせと不妊の原因を全て関連付けて考えることも、またできないのが
現状です。

また、不妊症の方は、口内に古い金属が残っていないか?一度歯科検診を
受けておくといいかもしれません。金属は溶け出して、免疫系統に悪影響を及ぼす
ことがあります。その際、合わせて噛み合わせの検査をすることをおススメします。

悪いかみ合わせは、体の姿勢に影響し、腰痛や偏頭痛の原因になっていることがあります。
腰痛や偏頭痛が不妊の原因となっている場合もありますので、注意が必要です。

歯科検診を機に、普段見落としがちな生活習慣に目を向けてみると
思わぬ不妊の原因を発見できることがありますので、オススメです。

不妊治療にさえ通えば、すぐにでも赤ちゃんができると信じている
ご夫婦は多いのですが…。少し残念なご報告をしないといけません。

実は、不妊の原因の本当のところは、現代医学をもってしても
「よく分かっていない」というのが実情なんです。

だからといって、不妊治療をしなくてもいいという事ではなく、不妊に悩んでいて
一刻も早く赤ちゃんが欲しいのなら、せめて不妊の検査ぐらいは受けておいた
方がいいのも、事実です。

不妊症の原因が良く分かっていない不妊症を「機能性不妊」という言葉で
現わすこともあります。
不妊症の原因の多くは、この「機能性不妊」によるものが多いそうです。

では、この「機能性不妊」になってしまう原因とは、一体どんなものがあるでしょうか。
機能性不妊の原因と改善点をご説明したいと思います。

機能性不妊の原因は大きく分けて5つあります。

1.食生活

食生活で最も大切なことは、なるべく食品添加物を取らないように
工夫することです。食品添加物は化学物質により作られているものが
多いです。この化学物質がホルモン異常や、身体の不調につながり
不妊の原因となっていることが多々あります。

食品添加物は、お惣菜などに加えられていたり(防腐剤として)
コンビニのお弁当にも添加されていますので、なるべく自炊しましょう。
緑黄色野菜を意識して食べましょう。また、デトックス効果を考えながら
食事をとることも大切です。

2.冷え症

運動不足や喫煙、身体が冷える食品の過剰摂取により、冷え症に
なる人が急増しています。冷え症は元々女性がなりやすい末梢血管への
血流の流れが悪くなってしまう症例ですが、最近では女性だけではなく
男性にも増えて来ていますので、注意が必要です。

冷え症になると、血行が悪くなるため、生殖機能が正常に働かないことが
あります。当然不妊の原因となります。

冷え症の自覚がある方は、漢方治療を試したり、食生活を見直す、
運動不足の解消をする、などの改善策が必要です。

3.睡眠不足

睡眠不足が続くと、疲労がたまり、ストレスがたまる原因となります。
ストレスがたまることにより、ホルモンバランスが崩れて不妊の原因になります。

4.ストレス

ストレスが溜まっていると、ホルモンバランスが崩れます。また精神に悪影響を
及ぼし、不妊の原因となります。
ストレスを解消する何らかの方法を持つことが必要となります。

5.セックスレス

性交渉自体がないので、妊娠できません。
セックスレスには、男性のEDや、精神的充足感からなど、原因は様々ですが
工夫して、性交渉を持たないと赤ちゃんが授かりません。
夫婦で気分転換をするなど、対策が必要です。

以上の5つが機能性不妊の原因となります。
この5つの原因が複合的にからんで不妊の原因となっていることもあります。

不妊治療の専門クリニックでカウンセリングを受けることで、何かしらのアドバイスや
打開策へつながることもあります。

不妊治療専門クリニックで時間を取り、ゆっくりとカウンセリングを受けられてはいかがでしょうか。

不妊症の原因は様々ですが、女性の不妊の原因に的を絞ってお話ししますと、
女性の不妊症の原因の中で最も多いものはホルモン異常と言われています。

ホルモン異常は、卵巣や脳下垂体のホルモンが原因となることが多いようです。
卵巣や脳下垂体以外の原因としては、甲状腺に関わるバセドウ氏病の疾患が
多いと言われています。

特に甲状腺の疾患は女性の比率が非常に高い疾患です。
女性は男性に比べて、約4倍もバセドウ氏病の発症率が高いと言われています。
バセドウ氏病は、遺伝することで発病する確率が高い疾患ですが、最近ではストレス性の
ものも増えています。

バセドウ氏病は、心理的な要因や社会的な要因により発病する甲状腺ホルモンの
疾患の中では、代表的な病です。

このバセドウ氏病は、甲状腺ホルモンの異常をきたしますので、女性の不妊症の
原因の一つとなってしまいます。

バセドウ氏病などを発病することにより、甲状腺ホルモンに異常をきたすと下記のような
身体の異常が起こります。

○発育障害
小児の甲状腺ホルモンが欠乏すると、身長が伸びません。
また、小児体形などの発育障害になることがあります。

○新陳代謝の悪化
バセドウ氏病にかかると、体内の新陳代謝が悪化します。それにより多汗になります。
人によっては、食欲旺盛なのに身体がやせていく、と言った身体の変化があります。
また、頻脈などの症状も現れます。
(新陳代謝とは、人体の中で行われている古いものと新しいものとが入れ代わることです。)

またバセドウ氏病は、神経過敏になってしまうことから、情緒不安定になりがちです。
そのため、バセドウ病ではなく、精神疾患として精神科へ通院されている患者さんも
時々ですが、あるようです。

バセドウ氏病は、甲状腺の異常もきたすために、甲状腺刺激ホルモン過剰の状態に
なりやすいのです。

甲状腺刺激ホルモンが過剰になると、内分泌に影響を及ぼします。
甲状腺刺激ホルモンが過剰になると、まず体内のホルモンバランスが全体的に崩れてしまいます。
それにより生殖機能に影響を及ぼすホルモンにも異常な働きをするようになります。

生殖機能に関与するホルモンが正常に働かないため、生理不順や無月経になってしまうのです。
その為、不妊症となってしまいます。

また、ホルモンバランスが崩れる事により、体調が悪化し、精神にも影響を及ぼします。
体調の悪化と精神状態のアンバランスさが妊娠しにくい体質へと変化していくことになります。

そのため、甲状腺に異常がある場合には、甲状腺の治療を行なう事が先決となります。
そして内分泌機能の正常化を図ることに重点を置き、治療は薬物治療と外科的治療、
放射線を使う治療法を行ない、甲状腺異常の正常化を図ります。

一般的な不妊治療は甲状腺の治療が終わり、内分泌機能が正常化した状態に戻してから
行うこととなります。

不妊治療の専門クリニックの医師は、内分泌系に精通している専門医であることが多いようです。
内分泌に異常が見つかったら、不妊治療専門のドクターに相談しながら、不妊治療を進めていくと
効率的に治療ができるでしょう。

近年の目覚ましい科学の進歩により、車社会となりました。
あまり身体を動かさなくても快適に暮らせるようになりました。
おまけに便利な家電製品に囲まれ、暮らしぶりは快適になりましたね。

便利な家電製品や、自家用車の普及により、移動や暮らしぶりは楽になり
便利な社会となりましたが、今度は逆に運動不足による生活習慣病が
蔓延する世の中となってしまいました。

運動不足になると、生活習慣病や肥満、糖尿病など様々な弊害を
もたらしますが、実は妊娠にも影響を及ぼします。

運動不足になると以下のような疾患を伴うと言われています。

○肥満

○高血圧、心筋梗塞、狭心症、低血圧、動脈硬化など

○筋萎縮、膝関節症、腰痛症、関節のこわばり

○便秘、食欲低下、胃・十二指腸潰瘍

○糖尿病、高脂血症、痛風

○ノイローゼ、自律神経失調症

○息切れ

○不妊症

運動不足になると、なぜ不妊症になるのかと言うと、運動をしないことにより
自律神経失調症、ホルモンのバランスの乱れなど、妊娠に良くないとされる
症例が身体に現れてしまうためです。

また、運動不足になることで、低血圧になり、身体の冷えや血行不良で
妊娠しなかったり、副次的な要素も同時に絡んできます。

また、運動不足になることで下半身の循環不全を起こし、男性がEDになって
しまうこともあります。

また運動不足により、余計なストレスを抱え込んでしまい、ストレスが原因の
不妊になってしまうこともあります。

運動不足が妊娠に良くないとはいえ、急激な運動も身体には良くないので
休日にゆっくりお散歩するなどの、有酸素運動が運動不足の解消には
有効なようです。

不妊症には、運動不足の他、乱れた食生活や偏食もよくないと言われています。
運動不足ではないか?食生活は適正なのか?見直してみることも不妊予防には
大切な要素です。

不妊症になりやすい生活習慣とは、運動不足やバランスの悪い食事を
長期間続けること、そして睡眠不足が続く生活を送ることと言われています。

その理由は、女性ならば冷え症になりやすく、男性はEDになりやすいためと言われています。

仕事や環境によっては睡眠不足と運動不足を解消することは難しいかもしれません。
それでも、せめてビタミンやミネラルを多く含んだ食事を心がけたり、それが無理な場合は
サプリメントで補う、極力身体を冷やさないように注意するなど、思い当たることから
改善していくことが必要です。

運動不足の改善には、5分程度の軽運動(ラジオ体操など)を生活の中に
取り入れて、一日の中で何回か繰り返すだけでも、良い効果を発揮します。

忙しい現代人には、運動不足とバランスの良い食事を生活習慣の中に組み込むことは
難しいかも知れません。けれども可愛い赤ちゃんを抱っこしたいのなら、できることから
少しづつでも取り入れていくことが大切です。

毎日のほんの少しの努力が、長い年月で必ず身を結んでいきますので
できることから、取り組んでいきましょう。

不妊の原因の一つに過度な喫煙と過度な飲酒が上げられます。
不妊治療を行っている患者さん達は、当然のことながら喫煙も飲酒も
控えているだろうと思われがちですが…。

驚くべきことに、一日で一箱タバコを吸ってしまう女性や、アルコール依存症に
なってしまうのではないか?と目を疑いたくなるほど、晩酌の量が多い方が
たくさんいらっしゃるようです。

過度な喫煙や飲酒をなぜ止めないのかと言うと、その理由の一つに
不妊治療への過度の期待が上げられます。

不妊治療を受けているのだから、通院して治療さえ受ければ、赤ちゃんが
授かると思い込んでいる場合です。

しかし、残念ながらどんなに優れた不妊治療であっても、過度の喫煙と
過度の飲酒では、妊娠することは難しいのです。

過度の喫煙と飲酒は不妊治療を受ける前に、控えておくことが
望ましいのですが、不妊の原因と自分の喫煙・飲酒との因果関係を
きちんと把握していないため、喫煙と飲酒が止められないようです。

次に上げる理由としては、喫煙と飲酒が習慣化してしまっているために
止められないというパターンです。

喫煙の場合は、煙草に含まれるニコチンの作用により吸わずにいられなくなって
しまうこと、タバコを吸うことが生活習慣に組みこまれてしまっているために
いつの間にかタバコに火をつけて口にくわえてしまっていることが原因です。

これらの症状をタバコの「身体的依存」と「心理的依存」と言います。

今さら言うまでもありませんが、タバコは不妊治療において大きな障害となります。
タバコには、約4000種類といわれる化学物質が含まれています。
タバコを吸うことで約4000種類といわれる化学物質が身体に取り込まれてしまいます。

そして体内の二酸化炭素濃度が上がってしまい、細胞内の酸素が欠乏してしまいます。
これにより妊娠するための条件が確実に減少しているのです。

不妊治療に通ったからと言って、タバコの害による妊娠率の低下を防ぐことはできません。
赤ちゃんが欲しいのなら、この際喫煙はスッパリ止めた方が良いでしょう。

習慣化した喫煙を止めることは辛いことだと思います。しかし、無事妊娠したら
今度はお腹の中の赤ちゃんを無事に出産するという大イベントが待っています。

当然のことですが、喫煙と飲酒は赤ちゃんには悪影響を及ぼします。
可愛い赤ちゃんに健康に無事生まれて来て欲しいと望むのなら、禁煙は必須です。

また妊娠中の急激な禁煙はイライラの元にもなってしまい、やはり赤ちゃんに
いい影響を与えません。

妊娠・出産・育児を考えるのなら、喫煙とも言い距離でお付き合いすることが
大事なのでは、ないでしょうか。

女性がタバコを吸わなくても男性や同居している家族が喫煙している場合も
あると思います。

この際分煙するか、男性にも喫煙の量を控えてもらうなど、対策が必要です。

不妊治療を行うことを決意したら、次はどこのクリニックで
不妊治療を行うかを考えて、通院を始めないといけませんね。

不妊治療を行っている病院は内科や外科に比べると、まだまだ
数が少ないですが、ちゃんと自分に合った信頼のおけるクリニックを
選びたいものですよね。

不妊治療のために通院する病院は、どのようなクリニックを選べば
失敗がないのでしょうか。失敗を防ぎ、安心して通院できる病院を
選ぶときの注意点をお伝えしたいと思います。

不妊治療の病院選びをする時に、希望する病院のサイト情報を
確認すると思うのですが、その時に「妊娠率」を確認されることと思います。

その「妊娠率」ですが、他の不妊治療クリニックに比べて不自然に
高い妊娠率が明記されている場合は、少し注意した方がいいでしょう。

不妊治療の診療なのだから、妊娠率が高い方がいいと思われがちですが
実は、そこが盲点なのです。

なぜ妊娠率が高いクリニックには注意が必要なのかと言いますと、
不妊症ではない健康な夫婦が、通常の性交渉で妊娠する確率と比べて
欲しいからなんですね。

普通の性交渉での妊娠率はは25%程度と言われています。
高度生殖医療における体外受精や顕微授精などの妊娠率も25~30%程度
と言われています。(日本産婦人科学会のデータを参照)

普通の妊娠と、高度生殖医療においての妊娠率が、25~30%であることを目安にしますと
それよりも明らかに高い妊娠率というのは、少しおかしいと考えた方が無難と言えます。

もし仮に、通院を希望するクリニックが、評判が高く口コミ等でも人気のあるクリニックであれば、
妊娠率が低い場合が多いようです。その理由は、そういう評判の高いクリニックには、他の病院では
妊娠できなかった不妊治療の患者さん達が集まる為です。

そして、なかなか妊娠できない患者さんが、不妊治療のために長期間、そのクリニックに通院するので
自然と妊娠率が低くなります。
もともと妊娠しにくい不妊治療の患者さんが通院するため、妊娠率自体も上昇しないという訳なんです。

また、高い妊娠率を誇るクリニックの中には、妊娠率を意図的に上げるために、患者の制限をしている
病院もあるようです。

どのように患者制限をしているかというと、比較的若い患者さんのみ通院させて、高齢であったり、
難しい症例の患者さんは他のクリニックを紹介してしまい、自分の病院の妊娠率を上げて
評判を良くする工作を行っているのです。

極端な事を言うと、そのような工作を行わないと、高い妊娠率を維持することはできません。

妊娠率が高い全てのクリニックがこのような工作を行っているわけでは、ありませんが
不妊治療にかかる費用は決して安くはありませんし、不妊治療に通う日数と手間、時間を
考えれば、不妊治療を依頼する病院選びは慎重に行いたいものです。

子供が欲しいのに、なかなか子供が授からない場合は
不妊治療を先決に行う必要が出てきます。

不妊治療は民間療法、漢方治療など様々ですが
まずは不妊の原因を調べるために、病院で不妊の検査を
受けることが先決となります。

不妊治療の検査と不妊治療は、女性も男性も産婦人科か婦人科で
受診して検査を受けます。男性の場合は泌尿器科でも検査をしてもらえます。

不妊に悩んでいるのなら、何はなくとも不妊治療を行っている病院へ一刻も
早く行き、検査だけでも受けることが大切ですが、産婦人科か婦人科ならば
どこでもいいというわけには、いきません。

やはり不妊治療が得意な病院、そうではない病院が存在します。
できることなら、不妊治療が得意な病院で検査を受けたいですよね?

妊娠への過程を早めるためにも、不妊治療が得意な病院を選ぶ
ポイントをご紹介したいと思います。

不妊治療の病院選びのポイントとしては、不妊の専門クリニックへ行くことですね。
通常の産婦人科の場合は、担当の先生は妊娠した妊婦さんの経過やお産に
関しては、卓越していますが、妊産婦の診療を担当する全ての産婦人科医師が
不妊治療に関して得意か?というと疑問が残るのです。

通常の産婦人科医は、妊産婦と赤ちゃんを健全なお産へとサポートするのに
手いっぱいで、不妊治療に関する研究や情報を集めるのに、あまり時間を割けません。
そのために、不妊治療に関しては、不妊治療を専門に行う医師ほどの知識と
実践での経験が乏しい場合が多いのです。

それに引き換え、不妊治療を専門に行うクリニックの場合は、不妊症の男女を
専門に診療している為、経験と知識が豊富なのです。

おまけに不妊治療専門クリニックの場合は、妊婦さんがいないので、
余計な気を使わずに済みます。もちろん、妊婦さんと一緒にいることによる
余計なストレスをため込むこともありません。

不妊治療専門クリニックへ通うことのメリットを他にいくつか上げますと

1.検査から治療までの時間が比較的短くて済む
2.カウンセリングの時間を多く取ってもらえる
3.妊娠までの経過を短縮できる場合がある

通常の産婦人科では、産科診療と更年期障害の女性たちも
一緒に外来病棟を訪れるため、検査や診療を長く取ってもらうことは
難しいと言えます。カウンセリングの時間も、長時間は難しいでしょう。

不妊治療専門クリニックは全国でもまだまだ数が少ないですが
探す時は、できれば知り合いの口コミが一番確実ですが
口コミでは情報が得られない場合は、インターネットの掲示板等で
レビューをしっかり読んでから決めましょう。

家の付近に不妊治療専門クリニックがない場合は、大学病院か
総合病院の「不妊治療外来」がある病院を選びましょう。

大学病院や総合病院の場合は、毎回担当の先生が変わることが
あります。そのため、毎回診療のたびに先生とコミュニケーションを
しっかりとっておく必要があります。

分からないことをそのままにしておくと、次回同じ質問ができるとは
限りませんので、毎回質問したいことは、その場で聞いて解決するように
しておくと、診療がスムーズです。

また、診察を受けていく中で、先生と相性が合わないと思った時は
思いきって病院を変えてしまうことも、不妊治療を継続する上では
必要なことです。

先生との相性が不一致なまま診療を続けても、お互いの信頼関係が
生まれないので、診療がスムーズに進まないのです。

仕事も診療も信頼関係が一番の特効薬となります。

不妊症気味であることを自覚して、迷いに迷った挙句
思いきって不妊治療へ挑むカップルが最近増加傾向にあります。

インターネットの目覚ましい普及により、不妊治療を専門に
行っているクリニックを簡単に見つけることができるようになりました。

また、それらのクリニックの得意分野や妊娠率などをウェブサイトから
簡単に入手できるようにもなりました。

それは大変喜ばしいことなのですが、時としてそれが不妊治療の
「長くて暗いトンネル」の入り口となってしまうことがあるのです。

高い妊娠率を誇るクリニックの自信に満ち溢れた説明文などを
読むと、この病院で真面目に不妊治療に励めば、来年には
赤ちゃんが生まれるかもしれないと、思ってしまいがちです。

しかし、妊娠のメカニズムの本当に重要なポイントは、実は今の
医学では解明されていないという事実があるのです。

そのために、真面目に検査をしても、不妊治療に励んでも
一向に赤ちゃんが授からないといった事態も充分あり得るのです。

ましてや女性の排卵は1月に1回しかありません。
つまり妊娠のチャンスは、どの夫婦でも平等に月に1回しかないのです。

月に1回のチャンスを逃し続けてしまえば、半年や1年など簡単に
過ぎていってしまいます。

そのため、不妊治療に高い期待を抱いて通院しているご夫婦は、
不妊治療半年目くらいから通称「長く暗いトンネル」と呼ばれる
憂鬱な期間に入ってしまうことが多々あります。

「長く暗いトンネル」は、本当に妊娠できるのか?といった迷いや
周囲の心ない言葉に傷ついてしまったり、また不妊治療に対しての
期待度とは裏腹に中々妊娠に結び付かない理想と現実のギャップに
イライラしたりすることで、起こってしまいます。

「長く暗いトンネル」を回避するためには、妊娠に対する正しい知識と
心構えを持つことが大切です。

まずは下記のことをよく理解しておきましょう。

1.子供が出来やすいのは、35歳まで。35歳を過ぎたら徐々に妊娠力が下がっていくことを
  不妊治療中でも意識しておくこと。

2.最近は男性不妊も多くなってきているので、夫婦共に検査を必ず受けること。

3.自分を褒めてあげる。自分にご褒美をあげること。
  辛い治療中には、「これが終わったらレストランへ行く!」など自分へのご褒美も忘れない。
  楽しいイベントを企画して、苦痛を和らげること。

4.不妊治療を始めたら必ず子供が授かると思わないこと。妊娠はまだまだ医学で解明できていない
  ということを、理解しておくこと。

5.ストレスを溜め込まないように、こころがける。周囲の心ない言葉に傷つかないですむように
  ポジティブに物事を捉える癖をつけておく。

6.自分を癒せる時間や趣味の時間を意識して作る。毎日の時間の中で楽しみを持ち、
  自分らしくいること。

長い期間不妊治療を続けていくためには、決して無理をせずポジティブに物事を
受け取っていくマインド設定が、重要なポイントのようです。

明るく笑えない日もあるかもしれません。
落ち込むなら落ち込んだで、それは仕方のないことだと思います。

それでも、どうか不必要に自分を責める事のないように過ごしましょう。
それだけで、明るく乗りきっていけるのでは、ないでしょうか。

不妊治療を続けていると、子供が多く集まる場所へ行くだけでも
心が痛んでしまうものです。

そればかりか、周囲の「子供はまだ?」という、無邪気な質問にも
心が痛んでしまいます。

「子供まだ?」と質問してくる人は、まさかあなたが不妊治療を
しているとは思っていないし、子供ができないことを深く悩んでいる
とは夢にも思っていないので、無邪気に質問してしまうのですが。

「子供まだ?」と聞いてくる人には悪意はありませんが、その質問を
投げかけられたあなたは、深く傷ついてしまいます。

そして残念なことですが、今の日本ではまだまだ不妊治療に対する
認知度は低く、結婚している夫婦の1~2割の人達が不妊気味だと言う
事実を知らない人も、多いのです。

子供まだ?の質問攻撃(?)は、不妊への認知度がもう少し高まるまで
しばらく続くことになってしまうでしょう。

しかし、不妊のことでこれ以上ストレスを溜めないためにも、「子供まだ?」
攻撃から自分自身を守るための対処方法を身に付けておくことは大切です。

では、「子供まだ?」攻撃をかわすには、どうしたら良いのでしょうか?

1.不用意に飲み会に行かない、デリカシーのなさそうな人に近づかない

これは非常にオーソドックスな方法ですが、確実な方法です。
会社の歓送迎会やお盆の前後、年末年始は仕方がないとしても
あなたが不妊治療を受けていることを、知らない人達の集まりに
不用意に近づかない方が、ストレスが溜まりません。

どうしても、こういった飲み会をパスできないことも、事情によっては
あると思います。
そういう時は、思い切って「不妊治療中なんですよ」と事前に告知して
しまいましょう。

不妊治療であることを告白するのは、勇気のいることだと思います。
辛いかもしれません。けれども、一度これをやってしまえば
あとあと何回も続くであろう「子供まだ?」攻撃でご自身が傷つくことが
なくなります。

また、正直に話すことでご自身が癒されると言う現象も付属してついてきます。
これはオススメですよ。

告白ついでに「不妊治療中だから、これ以上子供のことを言わないで」と
さり気なく伝えておけば、これ以上誰も踏み込んではこないでしょう。

それでも中には、ズケズケと踏み込んでくる個性的な人もいますが
勇気をふり絞って告白したあとは、案外気にならなくなるものです。
また、「この人はこういう人なんだな…。気にしないでおこう。」と、
いい意味での諦めがつきます。

2. 明るく切り返す

会社の飲み会などでは、キャンセルが効いたとしても、親戚の集まりなど、行かなくては
いけない集会もあるものですし、さすがにこちらはキャンセルはおろか不妊治療中であることを
告白できない場合も多いことでしょう。

和やかに宴席が進む中、突如として「早く子供を生んでおかないと、育てるのが大変だよ」
「いつ子供作る気なの?」など親戚の叔父さんや叔母さんから、心配とも取れる
お説教を受けてしまうかもしれません。

ご家族の手前、さすがに叔父さん、叔母さんにまで不妊治療中であることを
告白するのは、ためらってしまうかもしれません。

そういう時は重く受け止めず、「コウノトリさんが運んできてくれないんだ」など、明るく笑って
切り返す方法が有効です。

親戚の叔父さん、叔母さん世代の人達は不妊症になる人が少ない時代に子育てを
しています。結婚すれば子供が授かると信じて疑っていません。

あなたに子供ができないなんて夢にも思っていないのですから、決して悪意から
言っているわけではないのです。

叔父さんや叔母さんにしてみれば、あなたが可愛いのです。可愛いから心配して
色々と言ってくるわけです。

「私を心配してくれているんだな」と明るく受け止めて、あまり気にしないように
することが一番です。

なお、親戚の集まりの前に事前に「子供まだ?」攻撃がやってくることを想定して
こう言われたら、こう切りかえそう…。などセルフイメージを持っているだけでも
気持ちを明るく保っていられますので、オススメです。

ポイントしては、どんな質問に対しても明るくポジティブに受け取ることですね。
ポジティブに受け取る癖がつけば、ストレス回避にも役立ちますよ。